プラント、設備、機器の稼働率向上とメンテナンス費用の低減が RBI/RBM を実施するメリットといえます。RBI/RBM はプラント、設備、機器全体でリスクが許容範囲に入るようにする方法です。
すなわち、
(1)高リスク部位では、そのリスクを低減することによって稼働率を向上させる、
(2)低リスク部位では、検査の省略などによってメンテナンスコストを低減させる
ことを可能にするものです。
また、RBI/RBM 手法はコンピュータ活用などのシステム化(ソフト化)を促進します。これによって、各種のメンテナンスデータの管理および技術伝承が容易になり、最終的に 熟練技術者を減らすことが可能になります。すなわち、長期的にはメンテナンス要員の削減による、大幅コストダウンが可能になると考えられます。